尼門跡寺院とは皇族・公家など高貴な女性の入寺によって営まれてきた独特な品格を持つ寺院で、わが国が世界に誇れる文化遺産です。 現在、京都・奈良に13の尼門跡寺院(大聖寺、宝鏡寺、曇華院、光照院、円照寺、林丘寺、霊鑑寺、中宮寺、法華寺、三時知恩寺、慈受院、宝慈院、本光院)が残っていますが、そのほとんどが一般に公開されていません。 本展は今まで一般の目にほとんど触れられることのなかった、皇女たちによって守られてきた貴重な資料・作品・調度品など約180点を展示し、皇女たちの信仰と生活、御所文化を紹介します。 |
散華は花の花弁を形にした10センチ前後の小さい厚手の紙のことで、また、それらを散らす仏教儀式のことも指します。法要で、尼僧により何百という花弁が空中からまかれます。 《散華》光照院蔵 撮影:金井杜道 |
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貝合わせの貝を入れる器。黒地に菊、牡丹、桜などの文様が施されていて、収められている貝には重厚な亀甲文の金雲の中に源氏絵が描かれています。 ※展示期間:5/12〜6/14 《後西天皇下賜 新皇嘉門院遺物 花鳥文貝合貝桶》 曇華院蔵 撮影:金井杜道 |
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御所人形は、大きな頭、白い肌、二頭身・三頭身の童子の姿をした人形です。孝明さんは健康美が誇張され、容姿はデフォルメされていますが、髪型や装束は有識に則って制作されています。一方、より人間に近づけて制作されるのが「三折れ人形」で、万勢伊様には、季節ごとのお召し物や道具だけでなくお供の人形まで用意されています。まさに、実際の人間と同じ扱いがされているのです。 ※展示期間 孝明さん:5/26〜6/14 万勢伊様:5/5〜5/24 《御所人形孝明さん》(上) 《万勢伊様》(下) 宝鏡寺蔵 撮影:中田昭 |
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寺院で勤行の際に使う仏具のひとつ。 尼門跡寺院の幡の特徴は、女性の衣装が菩堤供養のために奉納され、仕立て直された点です。 《紅地小袖裂幡》(左) 《藍鼠地小袖裂幡》(右) 中宮寺蔵 撮影:金井杜道 |
開催概要 | |||||||
名 称 | 皇女たちの信仰と御所文化 尼門跡寺院の世界 | ||||||
会 期 | 2009年4月14日(火)〜6月14日(日) | ||||||
会 場 | 東京藝術大学大学美術館 〒110-8714 東京都台東区上野公園12-8 |
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開館時間 | 午前10時〜午後5時(入館は午後4時30分まで) | ||||||
休 館 日 | 月曜日休館〔ただし5月4日(月・祝)は開館〕 | ||||||
入 館 料 |
※中学生以下は無料。 ※障害者手帳をお持ちの方と介護者1名は無料。 ◎同時開催「芸大コレクション展」は、当日に限り本展の観覧券であわせてご覧いただけます。 |
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お問合せ | ハローダイヤル:03-5777-8600 | ||||||
主 催 | 東京藝術大学、中世日本研究所、産経新聞社 | ||||||
後 援 | 文化財保護・芸術研究助成財団、World Monuments Fund | ||||||
協 賛 | The Tiffany & Co. Foundation、Canon、京都文化協会 | ||||||
協 力 | 日本通運 | ||||||
公式サイト | 東京藝術大学大学美術館 展覧会ページ |
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